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イラストレーターchami「無数の作品が目に入ってくるなかで、『私を見つけてくれてありがとう』のおまじない」【HAKUCHI artist interviews】

2023年7月22日(土)開催予定の日韓アートイベント「HAKUCHI」。
イベント開催に向けて【HAKUCHI artist interviews】と題し、イベントアーティストメンバーに自分と作品との向き合い方、制作方法、そして韓国との関わりなどを深堀りインタビューをしてみました!
今回は、記念すべきインタビューvol.1。むっちりとした質感の中に煌めく刃が潜んだような、刺激的だけど可愛らしさを爆発させたような魅力満載な女の子のイラストを数多く描くイラストレーターのchamiさんのインタビューです。

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プロフィールを教えてください。現在の職業や経歴はなんですか?その選択をした経緯、それらの経験が作品作りにどう影響していますか?

chami:chami(ちゃみ)と申します。
専門学校でグラフィックデザイン等を学んだのち、現在イラスト作家として活動しております。

制作ジャンルを教えてください。主にどのような作品を中心に制作していますか?

chami:デジタルとアナログ両手法を用いてイラストレーションを制作しております。
女の子と衣装、所謂アニメチックな二次元的表現と、三次元的なモチーフを混ぜた画面作りが得意で、最近は自分の世界観にリンクさせた動物たちも精力的に描いています。

いつから作品づくりを始めましたか?きっかけやエピソードがあれば教えてください。

chami:絵自体は物心つく前から好きで描いていました。
ですがイラストレーターという仕事を知り、また自分も絵で食べていけるようになりたいと志したのは中学3年生の頃です。
当時らくがき帳にしていたキャンパスノートの最初と最後のページで画力が見違えた、という経験が今も絵を描き続ける大きな原動力になっています。

使用するツールや手順などについてお聞かせください。

chami:デジタルは全てiPad専用のイラスト制作アプリであるProcreateにて制作しています。
文字を入れたりグッズ展開する必要がある場合は作品完成後MacBookに移行し、PhotoshopとIllustratorにて都度調整を行います。
アナログ作品の場合もiPadで下描きと大まかな色配置まで描き上げたのち、紙に起こしていきます。
画材はその時々で最適なものを探りながら決めるのでよく変わりますが、[コピックE0000 Floral White]はほぼ全ての作品に使うので切らさないようにしています。
ドローイングと名の付くものについては、デジタル表現を介さずに一発描きで制作しています。
どの手法にも言えることですがラフの時に画面が固まっていないとあやふやな作品になってしまうので、資料集めと案出しには時間を惜しまないようにしています。

今までの制作物の中で一番印象に残っている作品はありますか?

chami:やはり初個展のメインビジュアルでしょうか。
ここだけの話、展示のお誘いをいただいてからメインビジュアルを完成させるまでのタイムリミットが10日程だったので本当に大変でした。
でも初めての個展、絶対に手を抜きたくないし今出せる最大限の力を使って描きたいと意気込んだ結果、このメインビジュアルから興味を待って個展にお越しくださった方が多くいらっしゃったので頑張ってよかったと心から思いました。
制作時期の記憶はありません!(笑)

好きなアーティストや、インスピレーションを受けるものはありますか?作家名や、それらが自身の作品にどう影響しているか、教えていただきたいです。

chami:素敵な作品をつくられる方だなと感じる作家さんは沢山いらっしゃいますが、特定の誰かから影響を受けることは現在はありません。
幼少期に触れたことによって好みや世界観に大きく影響したものは東京ミュウミュウ手塚治虫作品でしょうか。
作品作りや言葉の扱い方など全てにおいてのセンスを組み立ててくれたのは10代の頃応援していた渋谷すばるさんです。

HAKUCHIの参加メンバーとはどんな繋がりがありますか?また、気になる人や話してみたい人はいますか?

chami:参加アーティストであるodoruさんと以前からSNSで仲良くさせていただいており、このイベントもodoruさんにお誘いいただきました!
何方ともお会いしたことがないので、この機会にぜひ沢山のアーティストや参加者の方とお話してみたいです。

HAKUCHIのイベントが日韓交流も兼ねておりますが、あなたにとって韓国はどんな存在ですか?韓国との関わりや印象を教えてください。

chami:高校生の時たまたま見かけたガールズグループのCMから興味を持ち、そこから転がり落ちるようにK-POPを好きになりました。
身体の描き方、こだわり抜かれた衣装など受けた影響は計り知れません。
あの日の自分が少し夜更かしをしていなければ、私の作風はきっと今と全く違うものになっていたでしょう。
あと韓国料理大好き!

作品を通じて伝えたいメッセージや感じてもらいたい印象はなんですか?また、HAKUCHIのテーマやコンセプトと一致する部分はありますか?

chami:流し見されない作品を心がけています。
ただ可愛い、ただセクシーなだけではなく必ずどこかに引っ掛かりを作ることでじっと見つめてもらえるイラストになる様意識して制作しています。
ひとたびSNSを開けば無数の作品が目に入ってくるなかで、私を見つけてくれてありがとう!貴方の好きに刺されば嬉しいな。の気持ちを込めたおまじないです。
日本以外の国の方とも作品を通して沢山交流したいと常々感じているので、HAKUCHIにはすごくいい機会をいただいたと思っていますし、好きなものごとに思いを馳せる場所になれば、というコンセプトにとても共感しました。

現在困っていることや最近の悩みはありますか?

chami:時間が足りないのに寝つきが悪い

これからどういう活動をしていきたいですか?将来の展望ややっていきたいこと、やってみたいことを教えてください。

chami:とにかく絵を描き続けることが永続的な目標です。
そのためには目に見える数字を増やすことが必要ですし、もっと実力を伸ばさなければいけません。
具体的な展望、野望としては自分が好きで応援しているコンテンツとお仕事をすることと、フィギュアの原案イラストを描くことが浮かびます。
絵描きとしてやりたいことは全てやり尽くしてしまいたいです。

最後に、読者や来場者さん、同じくHAKUCHIに参加するクリエイターさんに向けて何かメッセージがあればお願いします。

chami:今回このような素敵なイベントに参加できること、とても光栄に思います。
HAKUCHIを通じて新しいご縁が出来れば嬉しいです。
インタビューありがとうございました!

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chami

愛らしさと艶っぽさのなかに少し懐かしさを含んだスタイルで、きゅ〜ととせくし〜を楽しんでいる女の子を描きます。